皆さんこんばんは。
会社のイベントで交流会に参加してきたミットマンです。
皆さん障がい者と接した事はありますか?
私は自分自身が精神障がい者ですし嫁は統合失調症、会社も障がい者雇用をしていて
三障害(精神、知的、身体)と接した事があります。
私自身は当たり前に障がい者と接しているのですが、
企業の交流会で障がい者雇用について話した事でよく聞くのは「どう接したらいいか分からない」という声です。
正直これに関してはマニュアルがあってないようなモノなので、
私も嫁に対しても社員に対しても手探りの部分が多いです。
そして意外と健常者でも手がかかりますので、
特別障がい者だから苦労する…ってもんでもないです。
障害があろうとなかろうと能力は人それぞれですし、
そもそも相手は人間という動物ですからコントロールできるというのは間違いなんです。
こういう傾向があるからこうした方が上手くいきやすい…というのはありますが。
障害一つとっても精神障害にも様々な種類がありますが(鬱病、躁うつ病、発達障害(ADHD、自閉症スペクトラム等)からの二次障害としての鬱病など)結局そう言った名前は医学的なカテゴリ分けでしかないわけです。
個人個人の特性を見て対処していくしかないのです。
私の嫁に関しては何事も始めるには不安が付き纏ったり、何していいか分からずに放置したりします。
転勤した時も家事は簡単な事ならできました。
風呂掃除、洗濯です。
ただ料理、掃除、洗い物などはからっきしダメでした。
包丁で怪我をするのは嫌だし、レシピの調べ方も分からない、だから何もしない。
転勤したところは家で横になっている嫁のために仕事が終わって帰宅した後ご飯を作って一緒に食べて、洗い物をする日々でした。
しかし忙しくなる前にご飯は作って欲しいし洗い物もして欲しい…
そこで私は
待 ち ま し た。
そう、待ったのです。
無理矢理はさせませんでした。
仕方が分からないのです、無理矢理させてもできるのは一時的です。
ただキッカケは与えました。
B型っていう就労移行支援があるよ、仕事の前段階で行うもので責任も少なくて簡単だよ、やってみない?とか
ヘルパーさんが料理とか掃除とか手伝ってくれるみたいよ、やってみない?とか
そう声かけをしつつ、関東での生活でかつ親を離れるのも初めてで、
環境に慣れるので精一杯だろうと、
ただいつかアクションを起こすだろうと待ちました。
そうすると嫁は半年後、B型の見学に行ったり、ヘルパーさんと契約して利用が始まりました。
そうすると技術の吸収は早く、2〜3ヶ月でCook Doがあれば料理をしてくれたり、
ヘルパーさんと掃除しながら部屋を片付けてくれたりしました。
今日は嫁が自宅で料理を作ってくれています。
嫁がここまで成長したのは、これも障がい者支援について知識があったからです。
障がい者の接し方も知識が必要になります。
ネットの知識も参考になりますが、企業の方だったらジョブコーチ等の研修は是非受けた方がいいと思います。
障がい者との接し方では兎に角知識が必要です。
ネットの知識も玉石混交。
いいものも悪いものもたくさんあります。
ご家族に障害のある方がいらっしゃったら、
病院に同席したりネットでも本でも知識を仕入れて欲しいです。
そうやって誰かのためにした行動が、やがてその人を救うのですから。
嫁が大好きなワルキューレのライブに参戦した時の写真。
手間はかかりますが今となっては嫁は私を支えてくれる大切なパートナーです。
手間を超えた先に絆は生まれると思います。